こんにちは。パイプオルガン初心者もりざきです。
今回は以前行われた盛岡市民文化ホール小ホールでのコンサートを紹介します。
夜の始まりの音楽会
このコンサートは盛岡市民文化ホールの専属オルガニスト渋澤久美さんとフルート奏者の藤岡康子さんの二人でパイプオルガンとフルートのアンサンブルという企画です。
パイプオルガンのストップ(音色を選択するスイッチのようなもの)の中には、フルートの音色もあります。
オルガンとフルートの組み合わせは相性もいいかもしれませんね。
オルガン初心者なのでパイプオルガンがらみのイベントには勉強のため行くようにしています。
プログラム
今回はアンサンブルということなのでメロディーラインをフルート、伴奏はオルガンという形式の演奏になります。
プログラム
ビゼー:アルルの女
フォーレ:演奏会用商品
ビーバー:パッサカリア(ロザリオのソナタより)
チャイコフスキー:足笛の踊り(バレエ「くるみ割り人形より」)
ラインベルガー:インテルメッツォ
小休憩、お着換え♪
J.S.バッハ:「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV645
J.S.バッハ:「われ汝に呼ばれる、イエス・キリストよ」BWV639
J.S.バッハ:6つのトリオソナタ第3番BWV527
パッヘルベル:カノン
バッハ率高いですね。
「目覚めよ、と呼ぶ声あり」BWV645はオルガンで演奏機会の多い曲だと思います。
今回唯一知っているオルガン曲です。
フルートがメインのコンサートは初めてです。
美しい音色に心が洗われるようです。
とても優雅に吹いていらっしゃいますが、息継ぎとどうしているのでしょうか。このコンサートに行ってみて、フルートの曲も知らないなぁと勉強不足を痛感しました。
ですが、このコンサート、音楽初心者に優しいのです。
フルート奏者の藤岡康子さんは演奏する曲すべて、演奏の前にその曲を紹介するお話をしてくれるのです。
おっとりとした優しい口調にこちらまで癒されます。
このコンサートは純粋にパイプオルガンよりは知っている曲も多くて聴きやすいです。
この説明のおかげで次の曲しっかり聴くぞ!と気分も新たに集中できます。
こうして考えると、一般の人にはなじみの少ない曲が多いパイプオルガンのコンサートにおいて、演者が淡々と演奏を繰り返すのは観客に対してアピール不足のような気もします。
ちなみに、今回主に伴奏を担当することになった渋澤久美さん、なんと、こちらにほとんど顔を向けることなく、ちゃんとフルートとアンサンブルをしていました。
オルガン担当渋澤久美さんとフルート担当藤岡康子さんはステージ上ではお互いに背を向けています。
曲を始める前に藤岡さんが観客に背を向ける形で何やらコンタクトを取ったあと音楽がはじまります。
これはどんなマジックか!と思ったら、どうやら鏡で互いの様子を確認しているらしいです。
これは藤岡さんが曲の合間のトークで教えてくれました。
このコンサート素敵なところ
このコンサートに行って、藤岡康子さんのドレス姿素敵!と興奮しました。
コンサートの案内チラシも可愛らしいデザインです。
もちろん、演奏も素晴らしかったです。
- 皆さんにおなじみの曲はもちろん、あまり知らない曲でも藤岡さんの優しい解説と楽しいトークで最後までしっかり聞けます。
- まさかのお色直しで華やかで楽しい気持ちになりました。
- コンサート案内のチラシの絵柄がかわいいです。今回の図柄は伊瀬谷美貴さんです。
考えてみたら、最近はパイプオルガンのコンサートばかりです。
パイプオルガンのコンサートは
・演奏者は常に観客に背を向けている。
・足鍵盤の操作があるため服装は上着+ズボン(見た目の華やかさに欠ける)。
パイプオルガンに限らずクラッシックの音楽会は純粋に音楽を楽しむ構成が普通です。
話を戻します。
このコンサートで藤岡康子さんはなんと!お色直しをしたのです。
最初ブルーのロングドレス素敵!と喜んでいたら、休憩後、お着換えをして登場!
次の衣装は上が白いひらひら系(遠くて素材が良くわかりませんでした。)で背中が大きく開いているデザインに緑のロングドレスです。
曲の合間のトークだけでなくこういうところでも楽しませてくれる藤岡康子さん大好きです!
私がこのコンサートに行こうと思ったきっかけのひとつがチラシのデザインです。
小鳥のデザインがすごく可愛らしくて、鳥好きの心の琴線にふれました。
図柄は伊瀬谷美貴さんという方で地元で活躍してるデザイナーさんのようです。
どうして小鳥なのかなと思ったのですが、フルートの音色は小鳥のさえずりに似ているような気もしますね。
フルート:藤岡康子さん
パイプオルガン:渋澤久美さん
デザイン:伊瀬谷美貴さん
今回は地元で活躍している方が出演しているコンサートの紹介でした。