パイプオルガン ファミリーコンサート

オルガンコンサート

こんにちは。パイプオルガン経験者(初級レベル)のもりざきです。
今回は盛岡市民文化ホールで3月9日に行われたパイプオルガンファミリーコンサートを紹介します。

ファミリーコンサートとは

私は今まで大人向けパイプオルガンコンサートに何度か足を運んだことがあります。
その都度感じるのは、やはり私のような凡人にパイプオルガンの理解は難しい。
なんと言っても、知らない曲が多すぎる!

ということで、今回ファミリー向けコンサートに初めて行ってみました。
さて、どのくらいファミリーかというと・・・。

チケット購入対象者と料金
●大人(中学生以上) 800円(当日1000円)
●こども(小学生以下) 500円(前売り、当日共)
●0~2歳 無料(要整理券)

つまり、チケットさえあれば誰でも参加できます。

そうは言っても、さすがに0歳児つれてコンサートはきついでしょ!と感じる方もいるかもしれません。
いやいや、大丈夫。
0歳児連れ普通にいらっしゃいました。

音楽に対する早期教育なのか?
音楽が好きだけど子連れじゃ無理!と今まで諦めていたのか?
とにかく、小さなお子さんを連れたファミリーがたくさんいらしてました。
普通のクラッシックコンサートのような音楽に気難しそうな人たちというよりは、
ご夫婦と小さなお子さんという組み合わせの方が多く見られたのが印象的でした

はむざき
はむざき

子連れで気兼ねなく楽しめるコンサートということでおすすめです。

演奏者の紹介

盛岡市民文化ホールのパイプオルガンコンサートでは、パイプオルガンの演奏のみの場合、オルガン奏者と他楽器の共演の場合があります。
今回は当施設(盛岡市民文化ホール)のオルガニスト渋澤久美さん声楽家の西國亜紀子さんです。
西國亜紀子さんはソプラノ担当で最近は岩手での演奏活動に尽力しているようです。

ちなみに、今回のお二人の服装は渋沢さんが白とスモークピンクかな?の切り替えチュニックで肩の周りは光が当たるとキラキラ光って素敵な衣装です。
西國さんは水色というかブルーグレーのロングドレスにピンクの小花?が付いていて落ち着きと華やかさが共存した衣装です。

きちんと声楽を学んだ方の声は美しいですね。
マイクなしでもホール全体に響くであろう澄んだ歌声は『どうすればあんな声が出るのだろう』と羨ましい限りです。

やはり、見た目が華やかだと見ているこちらとしても楽しい気分になってきます。

はむざき
はむざき

パイプオルガンで黒っぽい人ばかり見ているのでキラキラは気分も上がります。

演奏曲目

●「天国と地獄」よりギャロップ(J.オッフェンバック)  ★大オルガン
●やまのワルツ(湯山昭)  ★ポジティフオルガン&ソプラノ
●きらきら星による変奏曲(R.キュリー)  ★レガール
●勇気100%(馬飼野康二)  ★レガール
●幸せなら手をたたこう(外国民謡)  ★ポジティフオルガン
●カノン(J.パッヘルベル)  ★大オルガン
●オングラ・マイ・フ(G.F.ヘンデル)  ★大オルガン&ソプラノ
●ディズニーソング・メドレー  ★大オルガン

今回はオルガン初心者でも大丈夫。
知っている曲しかありません。
ただ、じっくりオルガン曲を聴きたいという人には物足りないかも。

でも、これでいいんです。
なんといっても、ファミリー対象ですもん。

さらに、こどもや初心者に対する配慮もぬかりありません。
以下、大人パイプオルガンと違うポイント。

  • 途中でパイプオルガンの楽器の説明。
  • 足鍵盤の操作を映像で見るためのスクリーンの設置。
  • スクリーン上で演奏に関係のある映像を映してイメージの映像化。
  • 途中で歌に合わせて体を動かして演奏者と観客の一体化。
  • パイプオルガンのストップ、星のキラキラの多用使い。
  • 時々ステージのライトの色を変えてみる。

こうして、いま思い出してみるといろいろ頑張ってるじゃありませんか。

時間は11時から12時。
短いし微妙な時間だなと思ったのですが、未就学児だとこの時間じゃないと厳しいですね。

まず、長時間は飽きる。
午後はお昼寝の時間。
夜は家族が忙しいし生活のリズムが崩れる。
やはり、準備に余裕があって昼食前のこの時間しかない。
納得。

コンサートって観客は当日出向いて勝手に良し悪しを判断するものですが、主催者側の苦労は計り知れないものがあるのでしょうね。

大オルガンの星
はむざき
はむざき

ストップの操作でパイプについている星がくるくる回るよ。
シャラシャラ、カラカラみたいな音がして楽しいよ。
きらきら星の曲にぴったり!

感想

今回のコンサートは大人から赤ちゃんまで気楽に参加できる楽しい催しでした。

参加者に未就学児が多く、クラッシック音楽を聴く時のような緊張感はありません。
子供たちがざわざわしたり、赤ちゃんが泣きだすようなことも時折ありました。
でも、大丈夫。
普通のコンサートのような冷たい視線はありません。

演奏者の方々も一緒に歌える曲を用意したり、手遊びなども交えて静かに聴くコンサートというよりは一緒に楽しむ会場づくりをしていたように感じました。

また、いろいろなタイプのオルガンを使用していました。
一般の人が『パイプオルガンっていうのはこういうものだ』と考えている以上に、オルガンには多くの顔やポテンシャルを秘めていることを感じていただけのではないかと思います。

使用した楽器の紹介

今回のコンサートでは★大オルガン(普通の人がパイプオルガンと言われて想像する巨大オルガン)の他に★ポジティフオルガンと★レガールを使用しました。

どちらもオルガンの仲間です。
大きなパイプオルガンのような『ジャーン』というような大きな音はでません。
こちらもいろいろな音が出るのですが、私のとしてはバグパイプとかピタゴラスイッチの曲に近い音が出る印象です。

ポジティフオルガン

レガール

はむざき
はむざき

ここまで読んでくれてありがとう。

皆さんも機会がありましたら、オルガンコンサートに足を運んでみてくださいね。

またね!