昔、宅建合格した話

雑記

私には過去に自信をもって頑張ったといえる経験があります。
それは宅建の受験です。
今回はどうやって合格したかお話します。

はむざき
はむざき

必用なのは絶対に合格するという強い意志。
勉強時間。
たゆまぬ努力だよ。

こうやって宅建に合格した(実際に取り組んだ順番)
  1. 基本書を熟読
  2. 予想問題集を解く
  3. 過去問を解く
  4. いろいろな問題集を解く
  5. 勉強ノートみたいなものは一切作らなかった

きっかけ

私が持っている資格のひとつに宅建、いわゆる「宅地建物取引士」があります
不動産取引に必要な資格です。
不動産業界にいるわけではないので、その資格が役に立ったことはありません。
『こういう家は価格の面でここが不利だな』とたまに思うくらいでしょうか。

こんな私がなぜ宅建を受験したのか?

それは、久しぶりに会った友人が宅建の勉強をしていると言っていたからです。

その人は学生時代あまり勉強が得意ではありませんでした。
その友人が目指すくらいだから、宅建は誰でも簡単に取れる資格に違いない。
『よし、私もやってみよう!(何か役に立つかもしれないし)』
ということで受験する決心をしたのです。

宅建の勉強を始める

1.基本書を買う

まずは敵を知らねばなりません
書店の資格コーナーで「宅地建物取引士」と書いたぶ厚い本を買います。
これが基本書です
この資格について勉強する人が最低限知るべきことが詰まっています。

必ず最新版を買うこと
本は自分が読むのに嫌いじゃない雰囲気の本ならどれでもいいと思います。
買うタイミングによっては前年の版の場合もあるのでここは注意!
私が購入した時期は試験まであと10か月くらいという時期でした。

買ったら熟読します
ただ読むんじゃだめです。

正直、なめてました。
いやあ、日本語で書いてあるのに意味がわからない本が存在するのか!』
驚きではありました。
本に払った金額の元は取りたいと必死で読みました。
10回も読めば理解できるようになるんだろうと繰り返して読みました。
何回か読んでいるうちに内容が分かるようになってきました

実際は10回読む前に内容は理解できるようになりました。
ここで、気を付けることはなるべく短期間で何回も読みこむことです
私は一日最低100ページとか決めて読んでいたと思います。

基本書は厚くて全部読むのは大変な本です。
それでも、理解できる日が絶対来ると信じてしっかり読み込んでいきます。

基本書が理解できるようになったら次のステップへ進みます。

はむざき
はむざき

絶対理解できる日が来ると信じてできるだけ短いサイクルでひたすら熟読。

2.予想問題集を買う

基本書読むのも飽きたし、次は問題を解いてみようと考えました
今思うと、ここで過去問を解くのが王道じゃないかと思います。
でも、当時の私は資格勉強の基本が分かっていませんでした。

過去問なんて過去に出題された問題。
つまり、私が受験するときには出題されない問題。
私の中ではそういうイメージでした。

買ったのは予想問題集」というもので、本番形式の問題が数回分入っています。
ここで注意するのは回答が〇×だけでなく、解説が詳しく書いてある物がいいです
早速トライ!

基本書の内容が分かるようになったのだから、問題だってまあまあ解けると思っていました。
ところが、まったくわからない。

知識のみならず問題を解くテクニックが必要なのか
その時初めて気づきました。

そこで、問題を解く、回答確認、解説熟読、場合によって基本書で確認。
この作業をひたすらやりました

これも全問題、なるべく短いサイクルで何回も繰り返します。
繰り返しているうちに、各項目の出題の仕方、回答を導くための考えかたが分かるようになってきます。 

だいたい問題が解けるようになったら、簡易本番形式で時間を計りながら問題を解きます
1.まず、回答用紙を作ります。
私の場合、数字を書いて適当に線を引いた回答用紙を作って使っていました。
2.問題を解きます。
その時、実際の時間でやると時間がかかるのでゆっくり考える時間をとるよりは、苦手な問題を確認するという意味合いを持って、とにかく次へと問題を解き進みます。
3.答え合わせ。
自信をもって正解できなかった箇所、分からなかったところは解説を熟読
徹底理解を目指します。
問題の解説を自分で言えるくらいまでやり込みます

以上のことを何回やっても時間内に満点に近い点数を取れるようになるまで繰り返しました。
ちなみに、このころ一日1回、1試験分の問題を毎日こなすという勉強量です。

はむざき
はむざき

1.問題を解く、回答確認、解説熟読問題に慣れよう。
2.実際の試験のつもりで問題を解いて満点を目指すよ。
すべての問題の解説が言えるくらいまでやり込んだよ。

3.過去問を解いてみる

予想問題集はほぼ解けるようになったし、飽きてきたので別の問題集を探すことにしました
そして、このころに『世の受験生は過去問を中心に勉強しているらしい』ということを知るのです。
『なるべくたくさんの過去問が載ってる方がいいのだろう』と厚めの過去問集を購入しました。

本は厚いのですが、頭の方はもはや初学者ではありません
最初から解ける問題もかなりありましたし、解けない問題は知識の補充なります。
そんな具合にサクサク勉強できたように記憶します。

はむざき
はむざき

実際の試験問題の雰囲気と未知の知識の確認作業だよ。

4.良さげな問題集を探してみるが…

過去問も飽きたし、試験の日もだんだん迫ってきます。
最期の追い込み頑張ろうと新たな問題集を探しに行きました。         

書店で問題集を除いてみます。 
書いてある問題のほとんどが普通に解けます。
それから、解説を読むと元の問題がどういうものかだいたい予測できるようになっていました。

『わざわざ本買う意味ある?』と感じて今まで通りの勉強を続けました。
今思うと、この時期に新たなことに手を出して『できない自分を発見する』より『今できることを確実にする』ほうが有意義と思うのでこれでよかったと思います。

そして合格

試験当日。
私は筆記用具と参考書1冊(だったかな?)をもって会場に向かいました。

会場ではいろいろなタイプの受験者がいます。
たくさんの参考書を持参して読んでいる人。
自作の勉強ノートを必死に見ている人。
ポケットにシャープペンシルと消しゴムだけ入れて手ぶらな人。
いろいろです。

私はこの勉強で大事なことをノートにまとめる』ことを一切しませんでした。
鉛筆を使うのは自作模試回答用紙を作るとき、回答、丸付けくらい。
学生時代も試験前にノートを見直すとかしたことなかったです。
だから『文字を書くなんて時間の無駄じゃない』って思っていました。
『きれいなノート作ってる時間あったら覚えろよ』と。
だから人それぞれいろんな勉強法があるんでしょうね。

最後になりますが結果は合格です
私としては人生ここまで頑張ったことはないと思うくらい勉強した時期でした。

そして、終わってみて思うのです。
これと同じくらい、もう一度頑張れと言われてもそうそうできない。
人間、そう何度も必死の頑張りはできないなと。
やる気スイッチフルモードは期間限定。高難易度です。

はむざき
はむざき

ここまで読んでくれてありがとう。
試験の合格よりも、物事に対する取り組み方という視点で人生に影響を与えた出来事だったね。
またね!