パイプオルガンの練習を普段はチャーチオルガンでしているのですが、月に1、2度、
本物のパイプオルガンを弾いてアドバイスを受ける機会があります。ところが、
毎回惨憺たる結果に終わります。
これをなんとかする方法はないのでしょうか。
今回はパイプオルガンを使った本番レッスンで普段の練習の成果を出す方位法を
考えてみました。
原因と対策
講座の活動内容
私が通っているパイプオルガン講座では普段はチャーチオルガンという楽器を使って
オルガン曲を練習します。
そして、月に1、2回、パイプオルガンを本物のパイプオルガンを演奏してアドバイス
をいただきます。
本物のパイプオルガンをコンサートホールのようなところで弾けるということには
ワクワクします。
ところが問題もあります。
練習用の楽器と本番の楽器は別物だよね。
私はそう感じるのです。
チャーチオルガン
チャーチオルガンとは何ぞや。
簡単に言えばパイプオルガンを電子式にした楽器ということらしいです。
ピアノで言えば電子ピアノに当たるものです。
初めてこれを弾いたとき、ピアノとは違う音の響きに感動して”オルガンもありだな”
とか、”これ持ってたら練習に通わなくても家でがっつり練習できるのに”などと考えた
のですが、どうやらこの楽器は庶民が気楽に変えるような価格ではないようです。
“ピアノは買えないから電子ピアノにしよう。いや、キーボードでもいいや”などと
庶民としては考えるわけですが、このチャーチオルガンを新品で買おうと思ったら
家庭用の小型のグランドピアノが買えます。
これを使わせてもらえるだけでも有難いことです。
このチャーチオルガン特徴
手鍵盤2段で樹脂製。
タッチは普通の電子キーボードに近い感じで、ピアノのような鍵盤が重いとか軽い
とかいうようなタッチレスポンスはないです。
音色を選ぶボタン、パイプオルガンでいうストップにあたるボタンがついています。
足鍵盤は木製。
パイプオルガン
パイプオルガンとは何ぞや。
真面目に語れば”ふいごと呼ばれる送風機からパイプへ云々…”とえらく長文になりそう
なので割愛しますが、個人的には鍵盤をスイッチと見立てた巨大な笛セットと思います。
大分意味不明ですね。
でも、今回そこは重要ではありません。
教会などで一見、木目調のアップライトピアノのように見えるものの周りに、
やたらと金属パイプのようなものがある装置。
あれがパイプオルガンだなと思っていただければ十分です。
レッスン本番パイプオルガンの特徴
手鍵盤木製。3段。
しかも、白鍵、黒鍵とはいうけれど、白鍵は白じゃない。木の色しています。
黒鍵は白鍵より黒っぽい色をしています。
それから、正確に測ったことはないのですが、ピアノやチャーチオルガンと
鍵盤の大きさが違うような気がします。
そして、タッチ。
3段あって、一番下と真ん中の鍵盤タッチが 全然違います。
鍵盤を押すたびキシッとした感触が指に伝わります。
“癖がある”と言われている一番下の鍵盤は頑張って鍵盤を押そうという意思
がより必要です。
ピアでは鍵盤を抑えるのに力は要らないなどとよく言われますが、パイプオルガンは
鍵盤をしっかり押さえないと、タッチが不安定になるような気がします。
以前オルガニストの演奏をテレビで見たとき、どうしてハイフィンガー奏法みたいな
弾き方しているんだろうと思ったことがあるのですが、おそらく指をふわっと乗せて
手首を回転するような奏法が厳しいタイプのオルガンだったのではないかと推測します。
かといって、指に力を入れてグイグイ押すような奏法をするとおそらく故障につながる
と思うので、ピアノとは違う身体の使い方が必要かもしれません。
足鍵盤。
木製なのはチャーチオルガンと同じなのですが黒鍵の奥行きがだいぶ短いです。
鍵盤の両側音色をに決めるストップと呼ばれるレバーが付いています。
私はこのストップに関しては触ったことがないのですが、チャーチオルガンより
たくさんの音色が楽しめるようになっています。
たまに出会う本物に驚きと動揺を隠せない
次にパイプオルガン弾くときは、ホール内で美しい音楽を奏でたい、そうなるんだ!
そういう思いで普段はチャーチオルガンで練習しします。
練習してるときはこのくらい弾けるようになれば、まあまあ何とかなるだろう。
そんな思いでパイプオルガンレッスンの日を迎えるのですが当日は…。
ミスしまくり!
ピアノ習ってる人も”家ではちゃんと弾けるんです”とか言いながら先生の前で
ミスしまくってるわけですが、これって、これと同レベルの話なんでしょうか?
初めてこのオルガンを弾いたとき白くない白鍵にえらく動揺しました。
そもそも楽器違くない?
と正直思うのですが、これを弾けるようなるのが最終目標です。
まとめ
練習と本番では勝手が違うのでミスしまくりですが、近い将来うまくできるよう努力したいです。
原因と対策まとめ
ミスの原因
- 普段2段鍵盤なのに3段になることで使う鍵盤の位置が変わること。
- 足鍵盤と譜面台の距離が遠いので譜面か足鍵盤どちらかに視線を集中してしまうと、
次に視線を戻したときどこを弾いているのか分からなくなってしまうこと。 - 足鍵盤の奥行きが練習と時と違うのでペダルを踏む時緊張してミスしやすいこと。
- 多彩な音色が出るけれど、音によって苦手な音色があって格パートの音を聴き分け
にくいと感じることがあること。
対策
- ミスタッチをなくす。
- 鍵盤と手の位置、足鍵盤の位置を覚える。
- 曲を弾いているとき楽譜のどの部分であるか書いてある場所を覚える。
- 演奏中に大きく首を上下しない。
- 演奏時いろいろな音を試して苦手な音をなくすようにする。
- 演奏時にそれぞれのパートの音を認識できるようにする。
オルガンマスターへの道は厳しそうです。
今回はパイプオルガンレッスン、本物のパイプオルガン演奏は難しい!というお話でした。