足鍵盤の操作に必要なのは経験?それとも足の長さ?
※注意!
この記事はパイプオルガン初心者の個人的思いが満載です。
この道のプロを目指す方、真面目に勉強している方は信頼できる専門家の意見を尊重し、この記事の内容は適当に読み流してください。
こんにちは、パイプオルガン歴半年のもりざきです。
今回はパイプオルガン足鍵盤攻略のヒントと感じた怪しい技についてお話しします。
なぜか椅子の上を移動できる
この半年というもの、私は真面目にオルガン練習に励んできました。
そして気づいたことがあります。
『以前より足鍵盤に足がとどくなぁ。』
足鍵盤の形状
まずは足鍵盤がどうなっているか簡単に説明します。
パイプオルガンの椅子に座ると足元に3オクターブ分(ドレミファソラシド3つ分)くらいの鍵盤がオルガンと同じくらいの横幅で敷き詰められています。
これが足鍵盤です。
これを椅子に座ったまま踏めば音が鳴ります。
左右の端に近い鍵盤ほど身体から遠くなります。
端の鍵盤は標準体型の日本人女性が椅子の中央に座ってちょっと横に足を伸ばしたくらいでは届きにくいと思います。
頑張ればぎりぎり届くかもしれません。
足鍵盤演奏上困ること
足鍵盤の使用で厄介な点の一つとして、鍵盤によって足からの距離が違うことだと思います。
届きにくいけど、その1音だけという場合は『エイッ』と足を伸ばします。
ところが、場合によっては右端あるいは左端に近い鍵盤を多用することもあります。
そうなると、無理やり足を伸ばした体勢よりは座る位置をずらしたいと考えます。
そこで、ふと思うのです。
『演奏しながら座る位置変えるの無理じゃね?』
私がオルガンを始めたばかりの頃のことです。
両手で気持ちよく弾いていると足鍵盤フレーズ突入。
『まずい、この体制で足鍵盤は無理!』
一旦、演奏中断して『よっこいしょ』と座りなおす。
こんなことをしていました。
いつの間にか移動している
最初のうちは『もうすぐ足鍵盤の出番だな』というところで、クレヨンしんちゃんのケツだけ歩き(厳密にはケツだけ横歩き?)のようにして左右に移動してました。
ただ、上手く移動できなかったり、タイミングが悪かったりしてなかなかベストポジションに移動できないこともありました。
ところがある時、演奏中の座る位置で不自由を感じなくなったことに気づきました。
そこで、演奏中の身体の動きを意識してみることにしました。
すると、数々の怪しい技を身に着けていることに気づいたのです。
怪しげな技の数々
- 演奏しながらのケツだけ横歩きのスピードアップ
- 演奏中足を休めている棚(というか壁)から足を離す反動で身体の位置や向きを変える
- 足鍵盤を離した反動を使って身体の位置や向きを変える
- 演奏中の両手を支えにして半ば身体を突き飛ばすようにして身体の位置や向きを変える
- 演奏中に下半身をひねることによって一気に方向転換して演奏ポジションを変える
- 演奏している両手で上半身を支えつつ椅子に座る位置を前後に移動できる
1~5は演奏中に手鍵盤あるいは足鍵盤の使いやすい場所に椅子上で移動するのに役立ちます。
6は演奏中に使う鍵盤が1段だけならその鍵盤に合わせて椅子を調節するのですが、2段使う場合、2段目を使用した後、最下段で演奏となる場合、そのままだと鍵盤の位置が近すぎます。
そういう場合に足鍵盤が届く範囲で深めに椅子に座ると演奏しやすいということに気づきました。
ただ、プロ目線で見るとどうなんでしょう。
怪しげなことをやってないで、一音一音に魂をこめてバッハの高い芸術と音楽性を感じて演奏してくださいと言われそうな気もします。
まとめ
私は足鍵盤の練習で椅子に座って両手で上半身を支え、楽譜どおり足をポンポンと動かす練習をしていました。
足だけなら出来るようになったので、今度は両手も一緒にやろうとするとどうもうまくいきません。
やっぱり、両手両足だと難しいのだなと最初は思っていました。
でも、よく考えてみたら足のみ練習と両手ありの練習では身体のポジションが全然違いますね。
まとめ
・足鍵盤の上達には常に自分のベストポジションを保つことが大事。
・椅子に座る位置や向きを自在に変えられることが重要です。
私が習得した技
- 演奏しながらのケツだけ横歩きのスピードアップ
- 演奏中足を休めている棚(というか壁)から足を離す反動で身体の位置や向きを変える
- 足鍵盤を離した反動を使って身体の位置や向きを変える
- 演奏中の両手を支えにして半ば身体を突き飛ばすようにして身体の位置や向きを変える
- 演奏中に下半身をひねることによって一気に方向転換して演奏ポジションを変える
- 演奏している両手で上半身を支えつつ椅子に座る位置を前後に移動できる
今回は私の音楽的じゃないオルガン技のお話しでした。
ここまでお付き合いくださりありがとうございました。