パイプオルガンを習いたい②

オルガン

私が住んでいる地元の企画でパイプオルガン演奏を学べる講座があります。
今度募集があったらぜひ申し込んでみたいとずっと考えていたところ、
ついにその機会がやってきました。

今回のお話は
えいっ!と申込書を提出しオーデイションに向けて練習開始。 

パイプオルガン講座募集の案内を見つける

コロナ騒動から少しづつ日常を取り戻し始めたころ、
地元広報誌でオルガン講座受講生の募集を発見しました。

早速応募

課題曲を練習する時間を確保しなくてはいけないので、
どうしようか迷って時間を無駄にするわけにはいきません。
書類の準備が整い次第応募。逃げられない状況に自分を追い込みます。

講座の内容

講座の内容は使用するホール専属のオルガニストからレッスンを受けながら、
練習用オルガンのある練習室で個人練習

最後にパイプオルガンのあるホールで公開発表会というものです。

ホールにあるパイプオルガンを弾くことなんて一生ないだろうと思っていたので、
自分の能力を完全無視して、うまいこと演奏して「ドヤッ!」としたら最高だな
と妄想が膨らみます。

講座の内容
・個人レッスン
・施設内の練習室で自主練習
・最後に発表会

応募資格

応募資格は、普通に楽譜が読めてキーボード楽器を両手で弾けるのが最低条件で、
さらに、きちんと練習やレッスンに通えるというのが条件。

これ私じゃないですか。
仕事きらい。家事苦手。
そして、趣味に生きる私なら頑張れる。

応募資格
・オルガンに関心があること
・鍵盤楽器の経験があることこの
・講座の各種イベント、自主練習に継続的に通うことが可能な人

審査方法

連絡先書いて応募すれば誰でもOKな企画を希望していたのですが、
そうもいかないようです。

ざっくりと言えば、書類、面接、実技の3つをクリアしなければいけません。
書類は気力さえあれば作成可能ですが、
実技のほうはそこそこ音楽的能力がなければ練習が必要です。


書類くらいササッと書いてやるさ!と思ったのだけれどこれがちょっと大変でした。

まずは写真
若者と違って気軽に他人様に披露できるまともな写真がない。
かといって外によくある簡単証明写真みたいなものにお金を使いたくない。
最終的に証明写真アプリを入れて自撮りに数時間。
選考基準に”見た目”は関係ないだろうということで妥協。

動機
これはなんとかなる。やる気と熱意が伝わればいいかな。

経歴
これには困った。
記入例にはどこの音大卒かとか、コンクールの受賞歴とか、
音楽系資格を持ってるとかを書けばいいということになっているけど、
輝かしいものが何もない。
一人の先生に長期間継続して習ったことがないので発表会も出たことない。

これって、きちんと音楽教育を受けた人を対象にしていて
素人さんをお呼びでない可能性もあるのかなと不安になってくる。

さんざん迷った挙句、正直に趣味で無駄に長い時間ピアノやってきましたと書く。
実技があるんだから駄目なら落とすだろう。

ここまでできたら書類は完成です。
追って、オーデイション(実技と面接)の日程が届くので
それまでひたすらオーデイション用の曲の練習です。

審査方法
・書類審査
・オーディション(面接、実技)

オーディションという今までの自分とは無縁な言葉にちょとワクワクしますが、
何のことはない面接と実技のことです。

面接に関しては終活面接と違って普通のやる気を見せれば何とかなりそうです。

問題は実技です。

実技の課題はバッハのインヴェンションとシンフォニアから1曲暗譜の必要なし

これが暗譜だったら正直応募を断念したかもしれません。
私はそれくらい暗譜が苦手なのです。

課題曲はバッハのインヴェンションとシンフォニアの中から任意の1曲

ヴェンションンション1番

課題曲はバッハのインヴェンションとシンフォニアの中から1曲。

実技の選考基準は最低でも2声の曲を弾けるということなのだろうと推測します。
2声というのは、例えば”かえるのうた”(ドレミファミレド…)弾こうとした場合、
左手をジャンジャンと右手に合わせて弾く弾き方ではなく、左もメロディーで、
つまり、一人で輪唱みたいに弾けますと、そういうイメージかと思います。

さて、どの曲にしようか…。などと迷う選択の余地は私にはありません。
必要なのは華麗なテクニックを披露することではなく選考基準を満たすことです。
そして私はインベンション1番以外の曲はほとんど知らないのです。

昔習っていたインチキ臭いピアノの先生がなぜかバッハをやると言い出して
弾いたのがこの1番。
ところが、それも調べれば調べるほど当時のレッスンの弾き方じゃ駄目らしく
攻略法を研究しなければならなそうです。

まとめ

今回は待ち焦がれていたパイプオルガン講座の応募のお話でした。

まとめ
パイプオルガン演奏講座
講座の内容
・個人レッスン
・施設内の練習室で自主練習
・最後に発表会

応募資格
・オルガンに関心があること
・鍵盤楽器の経験があることこの
・講座の各種イベント、自主練習に継続的に通うことが可能な人

審査方法
・書類審査
・オーディション(面接、実技:ピアノ演奏)

多くの人は自分はパイプオルガンと無縁と考えてるかもしれませんが、
あなたの街でも、もしかしたらこのような講座があるかもしれませんよ。