地元のパイプオルガン講座受講生となった筆者。
ところが、普段はパイプオルガンや足鍵盤を自由に練習できる環境にはありません。
自宅にあるピアノでパイプオルガンの練習をするのは可能なのでしょうか?
不安が頭をよぎります。
![はむざき](https://morizakiblog.com/wp-content/uploads/2023/12/hamuzaki-2.jpg)
今回はパイプオルガンの3段譜の譜読みの話だよ。
パイプオルガンでは両手、両足を使います。
両手での演奏が上手くいかないと両足どころではないのではと考えました。
そこで、両手できちんと弾けるようになることを一番の目標。
足鍵盤は音の確認して、曲全体の認識ができるようになりたいと思いました。
初チャーチオルガン練習までの準備
楽譜を入手したものの…
・自宅にはピアノしかない
・足鍵盤の経験もまったくない
が、諦めてはいけない!
足鍵盤の練習をするときに、
ペダル操作のパフォーマンスを落とす原因になりそうな要素を減らすため
何ができるか考えよう。
自宅でできること
・譜読み
・運指研究
・動画サイト等利用して演奏の参考にする
気づいたこと
・3段譜に慣れていないので一度に2列分の楽譜しか読めない。
・左手でペダルパートを弾きすぎると、右手と合わた時に左手部分と混同して
ミスタッチの原因になる。
ピアノで譜読み
受講生は毎週数時間、地元施設のチャーチオルガンを使ってパイプオルガンの自主練習をします。
自主練習開始までの間、自宅でオルガン楽譜の譜読みをすることにしました。
![はむざき](https://morizakiblog.com/wp-content/uploads/2023/12/hamuzaki-2.jpg)
曲はバッハのBWV558の前奏曲部分とBWV639だよ。
バッハが意味不明で絶望を感じる
オルガン楽譜の譜読みといっても足鍵盤はまったく未経験です。
そこで、まずは自宅でできる両手部分の練習をすることにしました。
楽譜は一見難しいところはなさそうに見えます。
これならちょっと練習すれば何とかなるだろうと考えていました。
この曲はどのくらいの速さなのだろう?と思いつつゆっくり譜読みをはじめます。
※注意 楽譜を見て弾く前にすることがあるでしょ!
と、その道の人に言われそうですが、私はいきなり弾きます。
『いやあ、なんかよくわからないんだけど。』
一応、書いてある通りに音出してるつもりなんだけどな。
こういう曲なのか?
なんか、どんよりとした天気の中、ぬかるみを歩いているような。
イマイチ盛り上がりにかけるなぁ。
それとも、演奏者に問題があるからそう聞こえるのか?
だんだん不安になってきます。
『ああ、もしかしたらやっちまったかもしれないな。』
この先約1年、意味不明謎バッハに付き合わなければならないのか?
もう、輝く自分なんか想像できない。
後悔の念が頭をよぎります。
でも、今更後には引けない。
技術的には演奏可能な気はするので、なんとかするしかない!
絶望の中、譜読みを頑張りました。
![はむざき](https://morizakiblog.com/wp-content/uploads/2023/12/hamuzaki-naku-3.jpg)
バッハに無理ゲー感しかなくて憂鬱だったな。
でも、頑張って何度も繰り返して弾いてみたよ。
譜読み3日目で希望を見いだす
技術的に難しそうなとこはないんだけど、音楽に乗れてる気がしないんだよな。
そう思いながら毎日何度も弾いて3日目のことです。
『あれ、ちょっとわかるかも。』
そういう気分になってきました。
人気のない寂しげな草原をさまよっていると、時折、一筋の心地よい風が吹く。
頭の中がそういうイメージに変わってきました。
3日目にして脳のモードがバッハ対応になったのでしょうか?
この曲はどんなに上手く弾いてもドラマチックな要素は乏しいと思います。
それがバッハ?されどバッハ?
なんとかバッハ大先生と付き合えそうな予感にほっとしました。
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音楽界のバッハは伝説の偉人というか神レベル。
ちょっとだけお近づきになる許しがでたのかな?
足鍵盤部分の譜読み開始
両手のメロディーは大体わかったので、次は足鍵盤対策です。
足鍵盤というものを使ったことがないので、どうすればいいのかわかりません。
とりあえず足鍵盤メロディーだけは頭に叩き込もうと考えました。
そこで気づいたことがあります。
私の視界には2段分の音符しか目に入りません。
3段まとめて見れないと楽譜見ながらの演奏は難しそう。
慣れの問題なんですかね?
指揮者なんかは3段どころじゃない譜面を見るわけですから、たった3段?
将来私の視界に変化がみられるか気になるところです。
本当はこの曲すべてのパートを合わせた雰囲気を体感したいところです。
それはかなわないので、ピアノで足鍵盤の音を確認します。
その後、右手とペダル部分、左手とペダル部分を合わせて弾いてみました。
ここで注意する点があります。
ペダルパートを鍵盤で上手に弾けるようになる必要はないということです。
ペダルパートは最終的には足鍵盤でうまく弾けなければ意味がありません。
左手でペダル部分を弾きながら右手の練習をやりすぎると弊害が出ることが。
だんだん手癖が付いてくるのです。
両手で合わせているときに無意識のうちにペダル音を弾いてしまいます。
ペダル部分の音の確認が目的だということを忘れないようにしましょう。
理想を言うなら、
・ペダル部分を歌いながら両手で弾く
・ペダル部分を録音したものとピアノであわせてみる
みたいなことをすればいいかもしれませんが、ちょっと難易度が高そうです。
まだ譜読み状態なので、曲全体のイメージがつかめたらOKだと思います。
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楽器がない状態での足鍵盤対策が悩ましいよね。
まずは音を覚えて、次どうするかは後で考えようって思ってた。
まとめ
今回はオルガン講座受講生になって初めて手にした楽譜の譜読みのお話でした。
自宅ピアノ以外に使える楽器がない中、何ができるだろうかと考えた期間でした。
自宅練習の基本的考え方 (ペダル使用前準備)
・オルガンがなくてもできることは極力自宅で行う。
・ペダル操作のパフォーマンスを落とす原因になりそうな要素を減らす。
自宅でできること
・譜読み
・運指研究
・動画サイト等利用して演奏の参考にする
気づいたこと
・3段譜に慣れていないので一度に2列分の楽譜しか読めない。
・左手でペダルパートを弾きすぎると、右手と合わた時に左手部分と混同して
ミスタッチの原因になる。
やった方がいいかも
・ペダル部分を歌いながら右手、左手で演奏。
(私は自分の歌唱力が気になって集中できないからやらない。)
・ペダル部分の音を録音してそれに合わせて演奏する。
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お疲れ様でした。
家でピアノ弾いてるだけじゃん!と思うかもしれないけど大丈夫!
少しずつオルガンが弾けるようになるからね。