パイプオルガン経験者のもりざきです。
私の地元では一般市民向けにパイプオルガン講座を行っています。
今回はそれがどのようなイベントなのか紹介したいと思います。
どこの公共団体でも〇〇教室みたいな講座はあると思うんだよね。
それの楽器バージョンって考えるといいかな。
パイプオルガン講座とは
オルガン音楽の普及を目的に一般から受講生を募集します。
受講生はオルガン演奏に必要な初級技術や知識の習得を目指します。
パイプオルガンがあっても弾ける人がいなかったら宝の持ち腐れ。
そうならないようにするため、次世代の育成事業なのかな。
受講生になるには
地元の広報誌を見ていれば募集しているのを見つけられるかも。
長らく継続してきた事業ですが、必ずしも毎年行っている事業じゃないようです。
本当に興味ある人の中には自分で問い合わせて、開催年度にねじ込んだという方も。
受講生になる手順は以下のとおり
- オルガン講座受講生募集を見つけるか、自ら問い合わせ。
- 申込用紙に所定の記入をして提出。
- オーディション(実技と面接)を受ける。
- 合格すれば晴れて受講生!
申し込み用紙も自身の音楽キャリアと写真必須。
オーディションでは実技と面接。
パイプオルガンをやってみたい!という強い情熱がないとちょっとしり込みしそう。
オーディションの後、1週間くらいで結果の通知が来ます。
合格すると受講生オリエンテーションと参加費用納付の具体的案内があります。
最終的に必要なのは
オルガンに対する情熱。
鍵盤楽器を両手で弾く技術。
音楽練習室に休まず通える時間的余裕があること。
参加費用+靴代を払える財力があること。かな?
受講生がやるべきこと
0.まずは
最初に受講料の支払い。
およそ6万5千円。
講座期間実質10か月。
この口座を受講する際、考えるポイントがオーデイションと受講料だと思います
6万5千円を高いと思うか安いと思うか?
大まかな施設使用の内訳
- 講師によるレッスン代(月1、2回。30分)。
- 週4時間の完全防音音楽室+楽器使用料(講座終了まで)。
- レッスン時、ホールでのパイプオルガン使用料。
- パイプオルガン座学イベント(1回)の参加料。
これを個人利用で賄った場合、6万5千円では済まないなと思い受講決定しました。
さらに、靴代がかかります。
参考までに専用オルガンシューズは2~3万5千円。
専用靴をもともと持っている方は少ないと思います。
出費がいたいよ。
1.何と言っても練習
受講生の日常。
- 講師が選曲した課題を自宅等で練習。
- 週2回、音楽練習室に通ってチャーチオルガンを使った練習。
譜読みは自力で。
仕事を持っていたりすると音楽室に通うのは結構大変です。
でも、私はオルガンはここでしか足鍵盤の実技練習ができないので必死です。
こういう日々が講座終了まで続きます。
2.学習イベントの参加
一般の方向けのパイプオルガン講座を一緒に受講してオルガンについて学びます。
この講座の内容
- パイプオルガンの歴史を学ぶ。
- パイプオルガンの構造を学ぶ。
- 内部の見学。
- オルガンの音を聴く。
オルガンの外側を見ることはあっても内部を見ることはないので貴重です。
内部構造については機密事項なので撮影許可もでません。
また、普段見ることのないオルガンの細部を近くでじっくり見ることができます。
パイプオルガンは一点物の工芸品なんだなって分かるよ。
細部へのこだわりがすごい!
3.レッスンの受講
最初はチャーチオルガンで、次にホールの大きなパイプオルガンでのレッスンです。
普段触れる機会のあまりないオルガンでのレッスンに期待は高まります。
- 月1、2回、オルガニストによるレッスンを受ける。
- レッスン時間は30分。
が、現実は甘くない。
普段チャーチオルガンで練習してるのに、いきなり大きなパイプオルガン。
普段と違うオルガンに戸惑い、慣れてきた頃にはレッスン終了です。
レッスン時間がもう少しほしい!
4.終了演奏会の参加
この講座の最後の総仕上げとして一般客を交えての演奏会の参加があります。
パイプオルガンを習って、10か月足らずで人前で演奏できるようになれるのか?
そんな疑問はありました。
ただ、この講座の受講生はもともと全くの鍵盤楽器初心者はいません。
だから、その人のレベルに合わせて選曲すればなんとかなるようです。
講座の最初の方で足鍵盤を使った基本演奏を学んだ後、終了演奏会を視野に入れた練習になります。
頑張って大曲に挑戦したい人、あえて足鍵盤少なめで堅実に攻め人いろいろです。
終了演奏会は、準備段階で至れり尽くせりでスタッフには感謝しかない!
このような状況です。
なんとなる。そう信じて挑むだけです。
- 受講期間の半分くらいは演奏会対策の曲の練習。
- 自分に合った選曲すればなんとかなる。
- 演奏会対策リハーサルは1日がかりで至れり尽くせり。
- 演奏会当日も練習時間をしっかりとって参加者の不安軽減に尽力している。
演奏会は演奏技術もさることながら、度胸も必要ってことを痛感。
受講生の特典
- 練習施設にあるオルガン関連の本の閲覧
- オルガンCDの無料貸し出し。
- 所蔵している楽譜のコピー(コピー代実費)。
- オルガンコンサートを割引価格で鑑賞できることがある。
オルガン関連のグッズを無料に近い価格で利用できるところは少ないので便利。
やる気と時間さえあればいろいろ勉強できそうです。
楽譜の閲覧、コピーがすごく役立ちそう。
オルガンの楽譜は買うと高いし楽器店でもなかなか置いてないので貴重だね。
まとめ
講座は最後までやり抜くのに必用なことは情熱と時間と多少の出費。
よく頑張った。
社会人が仕事しながら参加するのは、忙しくて大変な面もあると感じたな。
期間限定だから最大限がんばったよ!