オルガン練習初期の頃、『どうにか脳内に足鍵盤感覚を!』と考えていました。
そこでいろいろ考えて試してみたことがあります。
手鍵盤用キーボードは足鍵盤の練習に役立つのか?
今回はそのお話し。
家にあったキーボードで足鍵盤の代用になるか試してみたことがあるんだよね。
結論
手鍵盤用キーボードで足鍵盤練習は超初心者に関してはやらないよりはマシ!
家で練習する足鍵盤が欲しい
パイプオルガンの練習初期の頃、『家でも足鍵盤の練習ができたらいいのに!』
と、よく考えていました。
本格的にやる人だったら踏んだ時の間隔とかタッチとか音質とかこだわりたい部分はあるでしょう。
が、私は手の演奏に合わせて自在に動かせる両足を作るための道具が欲しいだけ。
そこまでのこだわりはありません。
案外、普通に市販されているかもしれないと思い調べてみました。
まあ、あるといえばある。
でも『高い!』ですね。
まず、チャーチオルガン用の足鍵盤が別売りであるのですがそれは数十万円!
そもそもチャーチオルガンすら持っていない私がそれを手に入れたところで使用する方法があるのか?
次、手用キーボードの足版?っぽいものも販売されているようです。
これが普通のキーボードと簡単に接続して使用できるものなのかも不明です。
そして、なんと言っても鍵盤数が足りない。
値段もそれなりにします。
おまけとして子供用踏むタイプのキーボードおもちゃ。
これは鍵盤の図柄が印刷されたシート状のものを踏むと音が出るという代物。
踏むという意味ではアリか?と思いましたが難点多し。
なんと言っても大きすぎる。
子供が立ってべたッと踏んで遊ぶおもちゃだから仕方ない。
これの小さいタイプあればいいのにと思うと今度はロールピアノになってしまう。
レビューを見ても音が不安定みたいなことが書いてあり、これもナシ。
安価でぴったりの足鍵盤を手に入れるのは難しいようです。
代用となるものはないのか
私はアップライトピアノの他に電子ピアノ、ミニキーボードを持っています。
これを足で操作してしてみたらどうだろう?
そんなことが頭をよぎりました。
どう考えても画的に『頭おかしい人感は拭えない』が試してみることにしました。
使用したのはカシオのSA-46。
数年前にネット通販で4千円ちょっとくらいで買ったと記憶しています。
これがそれ↓
これはゴロゴロしながら『気楽に音の確認ができる道具が欲しい』と思い購入したもの。
普段は布団の横に半ば埃をかぶって放置されているものです。
実際の足鍵盤より鍵盤数が少ない。
普通の手鍵盤よりも鍵盤が小さい。
どう考えても足に不向きな要素しか思いつきませんが、何と言ってもコイツの長所はお手軽さです。
かぶっていた埃を手で払い椅子に座って足元にセット!
「ビャー!」
はい、駄目です。
鍵盤が小さくて単音を出すのが難しい。
ちなみに、普通の足鍵盤の幅はピアノ等の手鍵盤の約2倍の幅。
私が試したミニキーボードの鍵盤は小学校で使う鍵盤ハーモニカ程の幅。
どう考えても小さすぎるでしょ。
『やっぱり無理っぽいなぁ』と思いながら操作してみます。
実用には不向きだけど、宴会芸としては使えるか?
など想像しながらちょっと練習。
速弾きは無理だけど、ゆったりした曲の8分音符くらいはギリギリいけるかも。
でも、確実に単音を鳴らすのは大人の足じゃ無理かな?
少しできるようになったので手部分電子ピアノと合わせてみます。
電子ピアノを使う理由は本物のピアノだとペダル部分が邪魔だからです。
電子ピアノについているペダルを撤去してミニキーボードセット!
『あ、その前に音調節。』
このキーボードの長所は廉価ながらもいろいろな音が出ることです。
ベース音にセットすれば実際の足鍵盤とは違うにしても低めのキーで雰囲気を盛り立ててくれます。
最新の注意を払って演奏を開始します。
注意の最大ポイントは余計な音を出さないよう狙った鍵盤のみを足の指で押すこと。
こうなると、だんだん何の練習をしているのか分からなくなってきます。
やってることはアホっぽいけど、ちょっと楽しい!
難はあるけど、両手だけの時の「音足りない感」がなくなるところがいいね。
まとめ
単音をきちんと出そうと思うなら、キーボードを床に置くより壁に立てかけて足を床面に沿ってスライドさせた方がヒット率が高まるよ!
こうなると、もはや足鍵盤の練習じゃない?
結局どうなんだ!ということで結論。
純粋に足さばきの練習にはならないけれど、多少利点はあります。
3、4オクターブくらいで最低でも普通の鍵盤の大きさ、音色にベース音が出るようなものを持っている人がいたらダメもとで試しにやってみたらどうでしょうか。
足鍵盤に慣れてきたり、きちんとした曲をしっかり完成させたいと思うほど『これじゃない感』が高まるかなと思います。
足鍵盤さえあれば!これはオルガン初心者の共通の思いかも。
ここまで読んでくれてありがとう。
またね!