オルガンシューズで足鍵盤作戦とん挫する

練習

パイプオルガン経験者(初心者レベル)のもりざきです。
今回はオルガンの脚鍵盤攻略法を研究していたのに、オルガンシューズによってその方向転換を余儀なくされたお話しです。

あらすじ

足鍵盤の練習の際、ピアニスト辻井伸行氏のような気持ちで、靴下で足先の感覚を研ぎ澄まし、ブラインドタッチを目指していたもりざき。

あるとき、講座受講生必須アイテムオルガンシューズを手に入れます。

シューズ効果のミラクルを期待するも、足先の感覚は失われ、足鍵盤奏法の見直しを余儀なくされる・・・。

というお話です。

はやく足鍵盤に慣れたい!

私たちがパイプオルガンに挑戦しようと思ったとき、一番困るのが足鍵盤の練習を自宅でできないということではないかと思います。
そこで、短期間で足鍵盤をマスターするにはどうすればよいか考えていました。

私の場合、大まかには
・自宅で練習するときはイメージトレーニング
・足鍵盤を使って練習できるときは足鍵盤がないとできない練習
このように分けて貴重な足鍵盤練習の時間を無駄にしないよう努めていました。

はむざき
はむざき

足鍵盤を使うという行為が初めてだったので、パイプオルガンの講座終了までにまともに曲が弾けるようになるのかな?って疑問に思うところもあったよ。

『とにかく頑張らないことには足鍵盤のマスターもないよね』って必死だったな。

靴下練習は足の感覚が頼り

パイプオルガン講座の受講生が使うチャーチオルガンがある部屋は土足厳禁。
私は当然のように靴下で足鍵盤の練習をしていました。

そこでいつも考えていたのは、いかにしてこの足鍵盤を攻略するか。
オルガン演奏の極端な例として、
・足鍵盤を凝視して手鍵盤を暗譜する
・楽譜を見ながら足鍵盤を見ないで演奏する
2つの方法のうちどちらが現実的、実用的かと考えてみます。
そうなると、足鍵盤を見ないで弾けるようになることは必須と感じました。

そんなことのできるのか?
『どのくらい時間かかるかは不明だけど不可能ではないはず。』

はむざき
はむざき

ピアニストの辻井伸行氏は鍵盤見ないでいつも演奏するわけね。

それを考えたら、たかだか3オクターブのでかい鍵盤。
辻井氏に比べたら難易度低いでしょ!と思ったの。

足元を見ないで演奏するにはどうしたらいいか?
足の触覚でどの鍵盤触ってるか分かるようになれるのかなと考えました。
足先で鍵盤触りながら頭の中で鍵盤の映像をイメージします。
足鍵盤と手鍵盤の作りで大きく違うところは白鍵ドレミとファソラシの間に空間があることです。
足の感覚でそこを区別できるようになば足鍵盤の精度も上がりそうです。

そうやって練習しているうちにだんだん足鍵盤にも慣れてきました。

はむざき
はむざき

足鍵盤ミとファの微妙な空間の認識ができるようになりたい。
そう思って足先で鍵盤なでなでしていたよ。

オルガンシューズで撃沈

この講座の必須アイテムがオルガンシューズです。
文字どおりパイプオルガンを演奏するときの専用靴です。
本物のパイプオルガンを演奏するときはオルガンシューズ必須です。
少し慣れておいた方がいいだろうと、購入後はオルガンシューズで練習することにしました。

はむざき
はむざき

オルガンシューズ履いたら急にオルガン上手くなったりして!
なんて想像してわくわくしていたよ。

オルガンシューズ演奏試してみます。
『足の感触なくなったー!』

靴ナシのほうが弾きやすいんですけど。
今まで練習してきたのは無駄だったの?
まずい!

はむざき
はむざき

結局、足の感触に頼る演奏は諦めることにしました。

足鍵盤は経験と勘が頼りなの?

『靴はかないほうが弾きやすいんだけど』と思いながらの練習。
が、次第に靴にも慣れてきました。

経験を積むうちに、体感的に音の場所が分かるようになってきたからです。
足の感覚がなくても、以前の手探り状態よりは精度が上がってきているようです。

オルガンは演奏中に座る位置を微妙に左右移動します。
1オクターブというような感覚を足でつかむのは難しいです。
そこで、場合によって目視は必須だと考えるようになりました。

靴を履いて演奏するには
・絶対に間違いたくない音は目視で確認
・フレーズごとに基準となる音に対して足をどの程度動かすか体感的に覚える

そういう演奏方法になっていったように思います。
そして、オルガンを弾く時にはオルガンシューズを履いていないとちょっと落ち着かない気持ちになるようになりました。

はむざき
はむざき

オルガンによって足鍵盤の仕様が違うみたいだから、目視ありの演奏は必須かも。 

まとめ

パイプオルガンの足鍵盤は演奏する人の好みで靴を履かないという選択はありだと思います。

靴下演奏

長所:ベテランなら足の感触でどの鍵盤に触れているか分かるようになるかも?
欠点:人前で演奏するするなら靴を履いたほうが格好いい。
   靴の踵が演奏のしやすさを考慮してるのなら、その恩恵をうけることができない。

オルガンシューズ演奏

長所:(素人なので靴下演奏よりは)格好いい?
   慣れると、靴を履いてオルガン演奏の装備完了!みたいな気持ちになる。
短所:足先の鍵盤感覚が奪われる。
演奏方法は:鍵盤の間隔をある程度体で覚えて、必要に応じて目視。

はむざき
はむざき

余談だけど、オルガンシューズって滑りやすい気がするのは気のせい?
ステージ上を歩く時は転ばないよう気をつけなきゃ!
ということで、今日はここまで。またね。