パイプオルガン初心者にとって最初の難関は自宅で練習できないペダルさばき。
この攻略法に思いを巡らせていた時期がありました。
楽器の習得って体を動かす身体部門と、頭を働かせる頭脳部門があると思うんだよね。
家では無理っぽい身体部門を頭脳部門でカバーできないかなと考えたわけ。
まずは敵を知れ!
楽器を持っていなくても楽器の習得は可能なのか?
そんな思いで始めたパイプオルガン。
気長にコツコツやっていればいつかできるようにはなるでしょう。
しかし、講座の時間は有限。
悠長に時の流れに身を任せている場合ではない。
足鍵盤を持たずに足鍵盤を習得する方法はないのだろうか?
と、かなり真剣に考えていた時期がありました。
そこで、脚鍵盤の配置を観察。
大まかな配置を頭に叩き込み、実際に踏むペダルの位置をイメージできるようにしたいと考えました。
写真の赤線は、手鍵盤ド、足鍵盤ドを結ぶ線です。
黄色い線は、手鍵盤ド、足鍵盤ファを結ぶ線です。
家で練習する際、足鍵盤の音を鳴らす練習はできません。
それでも、足鍵盤用の楽譜(三段譜の三段目)を見たとき、『だいたいこのあたりの鍵盤を踏むんだな』という意識があったら多少は違うんじゃないかと考えました。
チャーチオルガン、パイプオルガンで足鍵盤と手鍵盤の間隔の規格があるのかはわかりません。
ただ、私がこの講座で使用したオルガンは手鍵盤のドの位置が足鍵盤のドまたはファの下側と見当つければ大きく外すことはなさそうです。
手鍵盤の位置から足鍵盤の位置を完全に推測できれば、足元をのぞき込むようなマネをしなくてもミスせずに演奏可能なのか?みたいなことも考えますがどでしょう?
機会があったらそういう演奏方法も試してみたいです。
これで、演奏中必要な足の動きのイメージできます。
そして、イメージする
楽譜を見て手で弾く場合、初心者でなければ『鍵盤上でこんなふうに指を動かせばいい』と何となくわかると思います。
足鍵盤を使う際、足の使い方に一定の決まりがあるのか疑問に感じました。
決まりがあるにしても、先生の言うとおりにすれば仕組みもわかってくるかと、ペダルの足さばきは先生に確認してから家で練習しました。
実際に試してみた練習方法は以下のとおり。
やってることはイメージトレーニングに近いかもしれません。
脳トレで演奏技術の不足部分をカバーできたらいいかもみたいな感じ。
でも、足鍵盤を使用できる時間は限られてます。
その中で、どうでもいいような作業で練習時間を浪費しないと考えたとき必要な作業と感じました。
こうやって自宅ピアノで足を動かしながら練習したんだ。
家でうまくいかない箇所はチャーチオルガンでも上手くいかないよ。
まとめ
鍵盤楽器を使う人の多くは使う鍵盤が違っても(オルガン、鍵盤ハーモニカ、トイピアノなど)、使いにくいなと思いながら『まあまあ弾ける』と思います。
足鍵盤でこの域に達することは可能なのか?
そんなことばかり考えていた時期です。
足鍵盤が自由に使える状況なら、もっと違う練習方法もあるのかなと思いつつ頑張りました。
こうして地道な作業を続けるうちに足鍵盤にも慣れてきます。
こんなふうにして初めてレッスン受けたら、先生に「エレクトーンか何かやったことがあるんですか?」って言われたよ。
最初の取り組みとしては間違ってなかったのかな。
ここまで読んでくれてありがとう。またね!